岸田氏の目は節穴か!投資より貯蓄できる賃金を保証しろ!
東証の大納会とは、証券取引所における年内最後の取引日に行われる祝いのイベントである。
岸田首相は脚本家の三谷幸喜氏と共に出席したようなのだが、またまた庶民の感情を逆撫でするような発言をしている。
岸田氏はあいさつで「資産所得倍増プラン」を11月に決めたことに言及。「官民一体で個人の証券投資を盛り上げよう」と市場関係者らに呼び掛けた。
とのこと。
年末にもなって人を批判するのも嫌なのだが言わせてほしい。
あなたの目には物価高騰と賃金減少、不安定雇用に苦しむ日本人の姿が見えないのか?
仮に資産所得倍増プランなるもので、あり得ないが投資している人々の資産がものすごい勢いで伸びていったとしよう。
だがそれは初めから投資できるだけの原資を持っていた人間が恩恵を受けるだけの話。
日々の生活、明日の支払いに四苦八苦するような人々は貯金すらしんどいはずだ。
そうやって格差を拡大してきたこれまでの30年間を巻き戻そうとしたのがあなただったじゃないですか。
これまでの政治は、勝者総取り、市場の競争の結果に政府は介入しない。
日々の生活において、労働者と資本家が真正面から戦うことを余儀なくさせてきた。
言うなれば、ボクシングでマイクタイソンと亀田興毅を戦わせるようなもんですよ。
格闘技は基本的に体重が重い方が有利。だから階級で分ける。
なんで実際の経済になると無差別級で戦うことを余儀なくされないといけないの?
投資なんて結局マネーゲーム。お金の数字が上下しているだけ。
本当に大事なのはなんですか。
実際に現場に出て働いて、ものを作る労働者じゃないんですか。
政府は国債の発行によってお金を生み出すことができる。なら本当にかけがえのない財産は
労働者ですよ。
単身の20代の貯蓄の中央値は5万円。
これでどうやって投資するんですか。
彼らが希望を持って働けるように、所得の底上げをしてください。
一律給付金と、公共事業の積み増しで世の中にお金を回してください。
同席した三谷幸喜氏が面白いこと言ってます。
三谷氏は23年の干支(えと)のうさぎは目を開けて寝るなど危機管理に優れていると紹介し、「しっかり目を開けて一歩ずつ進めば、新しい景色が広がる」と述べた。
岸田総理、あなたの目は開いていない。何も見えてない。
年の瀬ギリギリ、来年こそはマシな政治が戻らんことを願って。