もっとわがままに声をあげていきませんか。
みんなもっと社会に遠慮なく不満をぶつけていきませんか。
要望を届けませんか。
政治に声を上げるって、特別なことじゃないと思うんです。
私が発言しても、もっと詳しい人に複雑な専門知識で反論されたら言い返せない
とか
社会に不満を言うと、甘えていると思われる
とか
自分の知識不足で間違ったことを言ってるんじゃないか
とか。
そんな風に自分の中で考えてしまって、ブレーキを掛けてしまってないですか。
私は思います。もっとみんな気軽に、意見をぶつけ合っていいんじゃないかって。
むしろそれが健全な政治なんじゃないかって思うんです。
民主主義というのは、一人一人の意見を大切にしてできるだけ多くの国民の合意で社会を動かしていくという考え方ですよね。
日本においては代議制民主主義として、制度化されています。
要は、あなたの選んだ政治家があなたの代わりにあなたの意見を国会に届けますと言うものです。
この時、選ばれた政治家は、票をくれた人々の意見を代表すると言うことです。
大企業の支援を受けた政治家は大企業の意見を代表する。
医師会の支援を受けた政治家は医師会の意見を代表する。
そんな構造なわけです。
では、私も含めて多くの一般庶民が気軽に意見を言わなくなったらどうなるでしょうか。
一般庶民が政治に関心を失い、何となくテレビで有名な政党や政治家に票を投ずるとどうなるでしょうか。
庶民の方を見た政治が行われなくなるんです。
何故か。
基本的に、テレビや新聞のスポンサーは大企業です。
お客様である大企業に都合の悪い記事は書かなかったり、やんわりと書いたりする構造になっているわけです。
つまり、テレビや新聞を見ているだけでは、庶民ではなく大企業に都合のいいであろう人間や考え方に好感を抱きやすいのです。
例えば消費税。
消費税はどんどん上がって、所得も下がり一億総中流と言われた時代はもうとっくの昔となった。それでも法人税だけはほぼ同じ金額減税されてきた。
例えば非正規雇用。
雇用の流動化で賃金が上がるようになると宣伝して、
今では非正規雇用が労働者の4割。そして労働者の所得は下がる一方。
なのに株主配当だけはどんどん増額されていく。
こんな風に、大企業や富裕層に都合のいい政策ばかりが進むことになったわけです。
消費税に関して、テレビや新聞で真っ向から反対してくれてましたか。
雇用の流動化を進めていくことを規制緩和だとか持て囃してませんでしたか。
庶民の立場で声をどんどんあげていかないと、庶民は置いてけぼりになるんです。
こんなことを言ったら、誰か他の人に迷惑じゃないかなって思わされてないですか。
例えば、
反論されていいんです。
それぞれがそれぞれの立場で、苦しいことには拒絶を示していくことで
じゃあどうバランスを取ろうかって話になるんです。
反論されてシュンとなってしまったら、誰もあなたに遠慮なんてしてくれなくなります。
いいんです。
もっとわがままに要望を言っても。
子育て支援を拡充してほしい。
消費税をなくしてほしい。
労働時間を短くしてほしい。
社会保険料が重すぎる。
あなたの意見だからこそ、あなたの権利を守れるのです。
思ったまま声を上げましょう。
あなたの意見を伝えてくれるのはあなたしかいないのだから。